FREEplus(フリープラス)です。
石川県金沢市の小さな不動産屋です。
住宅を扱う仕事をしているせいか、家具や家電のデザインは気になります。
どちらかと言えば、スペックよりもデザイン重視で選ぶタイプですが、デザインが主張しすぎるものや、すぐにブランドが分かるものは、ちょっと苦手です。
計算を感じさせないのに、きちんとデザインされているものに惹かれます。
こんな人、割と多いのではないでしょうか。
ここ数年、家電はいちじるしく変化しています。
国産メーカーの「白物家電」がトップシェアを占めていた時代は終わりを告げ、バルミューダなどに代表される『デザイン家電』を選ぶ方が増えました。
デザイン家電は機能性にもこだわっているものが多く、考え抜かれたデザインはインテリアにも馴染み、悪目立ちしません。
外出を控えて家にいる時間が増えたという要因もあり、売上は好調だそうです。
そして今年2023年、さらに家電は進化するようです。
それが『ステルス家電』の台頭。
「日経トレンディ2022年12月号」で発表された「2023年ヒット予測ランキング」で、
『ステルス家電』が2位となったことで注目されています。
ステルスには、”隠密”とか”こっそり行う”という意味がありますので、
『ステルス家電』とは、一目ではその存在に気付かないような家電、ということになります。
『デザイン家電』はシンプルデザインのため、出しっ放しにしてもインテリアになじむのが魅力ですが、
『ステルス家電』はこのコンセプトをさらに進めて、その存在感すら消しています。
『ステルス家電』を象徴するのが、issin株式会社のスマートバスマットではないでしょうか。
特徴は、体重計本体に”体重を表示”する機能がないことです。
お風呂上りにバスマットに乗ることで体重とBMIを計測し、Wi-Fi経由で記録し、アプリで管理します。
本体厚さが2cmと薄いのでつまずくリスクも低く、表面は吸水性の高い珪藻土を使用しているため、濡れた身体を乾かしながら自然と体重管理ができます。
機能だけでなく使い心地も充実させた上で「体重計としての存在を消す」ことが、見事にデザインされた商品だと思います。
『ステルス家電』で検索すると、家具と一体化した商品などがたくさん出てきます。
興味がありましたら、ぜひ探してみてください。