FREEplus(フリープラス)です。
石川県金沢市の小さな不動産屋です。

昔から、主張をするのが上手ではありません。
不満があっても、吐き出すより飲み込むほうを選んできました。
対立よりは平穏を、とずっと思ってきました。

ですが先日、相手方に受け入れてもらいたい「これだけは譲れない」ことがありました。
当然、相手にも相応の主張がありますので、いわば大人のケンカです。
いかにケンカに勝つか、を考えなければならなくなりました。

ケンカはより関係を深められるチャンスである一方、こじれると元通りに修復できなくなる怖さがあります。
こちらの主張だけを通したと思われるのも、あとあと面倒です。
これまでろくにケンカしてこなかったせいで経験値がほぼ0(ゼロ)の私には、困難なミッションです。

まず、思いのたけを叫んでみる、が浮かびました。
声がデカい人の意見が通りやすい、というのは周知の事実です。
飲食店などで怒鳴る人やがなり立てる人は、これまでにそうして主張を通してきた “成功体験” があるからでしょう。
とはいえ、そのやり方はスマートじゃない。
その時は良くても、これから先ずっと「面倒くさい人」のレッテルを貼られてしまいます。
付き合いを続けていく上でマイナス要素が大きいですし、そもそもできる気がしません。

言葉を尽くして話し合ってみる、のはどうでしょう。
どちらの価値観も尊重しながら互いに譲り合って、折り合うポイントを見つける。
相手の主張は尊重しても、こちらの「これだけは譲れない」部分は譲らない。
勝てなくても、負けなければいい。
それならなんとかやれるかもしれません。

それにはまず、相手の主張を理解しておく必要があります。
けっして相手が無理難題を言っているわけではなく、相容れないだけなのですから、落としどころがあるはずです。
主張の理由を推測しながら、いくつか返答を用意しておくのはどうでしょう。
ねじ伏せるのではなく納得してもらうために、丁寧に、語彙力を駆使して。

このケンカ、BLOGが公開された頃には終わっているはずなんです。
どうなったのか、私も楽しみです。
ちょっと怖いけど。