FREEplus(フリープラス)です。
石川県金沢市の小さな不動産屋です。

いきなり、不動産会社のブログらしくないテーマですみません。
興味の方向がバラバラで、節操がないタイプだと自覚しているのですが、
その一貫していない志向が、恐竜にも向いているのだとご理解ください。

さて先日、「恐竜超世界2」というテレビ番組を見ました。
数年前に「恐竜超世界」をやっており、その続編です。
前回の放送もおもしろかったので、好評だったのだと思われます。
2020年にも新種が発掘されるなど、恐竜の常識は変わり続けています。
データ解析技術が進み、恐竜以外の研究をしている研究者からも新説が提唱され、これまでの仮説が覆されることが往々にあり、久しぶりに触れる古生物学(恐竜学?)には毎回驚かせられます。

皆さんは、最近の恐竜図鑑やVFX,ARをご覧になったことがありますか?
今では個体のほとんどに、鮮やかな色付けがされていて、身体の一部には羽毛が生えています。
ティラノサウルスにも羽毛があったのではないか、という説もあり、
「恐竜超世界2」でもそう描写されていました。
繁殖も卵を産みっぱなしではなく、一部の恐竜は子育てをしていたと考えられています。

特に今回の放送では、恐竜絶滅の謎に焦点を当てていました。
これまでは大きな隕石が地球に落ちた衝撃で、まず森林火災による熱波が広がり、火災により生じた塵が大気圏に滞留し、数年にわたり地球が急激に冷えたため「全ての」恐竜が死滅した、との説が有力でした。
ですが近年の量子力学による分析から、熱波の広がりは限定的であり、地球全体の気温低下が「急激に」起こったとも言いきれず、環境変化に適応できた一部の恐竜は生き延びていた可能性がでてきました。
番組でも、その後数万年は哺乳類との共存時代があったのではないか、と紹介されていました。

ちなみに私が子供の頃、図鑑の中のティラノサウルスはゴジラのように立っていました。
尻尾を地面につけ、小さな手は前を向いており、頭部は体の上部にありました。
その重い身体を支えるため2本の脚はとても太く、歩行すら大変そうに見えました。
ですが今は、尾を上げた前屈みで歩行していたというのが定説です。
大きな頭部、重量に比して太くない脚、長い尻尾、のバランスからも身体構造として理にかなっています。
昔、「こんな重そうな身体で、どうやって肉食生物として獲物を捕らえていたのだろう」と不思議に思っていたのですが、この説で納得できたのを覚えています。

これまでの当たり前は、最新研究によって次々と変わっていきます。
恐竜好きである”今の少年、少女”だけでなく、
恐竜好きだった”昔の少年、少女”のためにも、
続編の放送を期待したいです。