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漠然と将来が不安。
今この時代に生きている誰もが、感じていることかもしれません。
ですが「未来への不安はほぼ現実化しない」というデータがあります。

2020年にペンシルバニア州立大学で、29人の参加者にそれぞれ10日間にわたり、心に浮かんだ心配事を記録してもらい、その根拠についての調査が実施されました。
結果、その多くが「まったく根拠のない心配事」でした。
さらに「なんらかの根拠があると思われる心配事」について、30日間追跡調査をしたところ、91.4%は実際には起こりませんでした。

この結果から
「私たちが日々心を悩ます心配事の多くは的外れで、ほとんど現実化しない」
と結論づけました。
『未来は、90%以上の確率で大丈夫!』なのです。

先日、シンガーソングライターのGACKTさんは「若者へ」と題し、
「老後に向けて2000万貯めたり、投資するのは大事な考えだが、20代の内から老後だけを考え〝今〟を犠牲にする必要は無い。
若いからこそ味わえる感覚を、老後のためにすべて犠牲にするのはナンセンスだ。
浪費を無くして中途半端に仕事をするだけじゃ、大したものは残らない。
今を楽しめないヤツの老後は、楽しくない」
とポストし、話題になりました。
未来を考えすぎると、今を不幸にしてしまうのかもしれません。

さて前出のペンシルバニア州立大学の調査データですが、正直ツッコミどころ満載です。
「根拠」の定義があいまいだし、追跡調査したのはたった30日間。「未来」とは言い難い。
でも、悲観的な意見ばかりが目立つ世界で、
『未来は、90%以上の確率で大丈夫!』と言ってしまうのは、なんだか楽しい。

なので未来を悲観視している人に、なにより心配性の自分に、言ってあげたいと思います。
『未来は、9割大丈夫!』