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私たちはThreadsで、通勤途中の空模様やけやき通りの写真を #今日の天気 としてひっそり投稿しています。
ですので、天候や樹々の様子には注視しているつもりです。

けやき通りはこの時期、銀杏の匂い(※香りではない)に包まれますが、一般的に「秋の香り」といえば、金木犀(キンモクセイ)を思い浮かべる人が多いと思います。
金木犀は、黄みがかったオレンジ色の花を咲かせる常緑樹です。
遠くからでも「あ、金木犀の香り」と気付くくらい、強めの甘い香りがします。
ただ、花が小さいため、香りがしても金木犀がどこにあるのか分からず、辺りを見回したことがあるかもしれません。

金木犀の花言葉の一つに「謙虚」があります。
その由来は、すばらしい香りを放つのに比べ、花が控えめであることだとされています。

金木犀は、モクセイ科モクセイ属の樹木です。
実は、モクセイ科モクセイ属には「銀木犀(ギンモクセイ)」もあります。
銀木犀も、秋に白い花を咲かせます。
香りは控えめで、花に顔を近づけるとほのかに感じられる程度です。

植物学の分類上、金木犀は銀木犀の変種とされています。
変種の方が有名になった例ですね。
同じ時期に開花する金木犀の印象が強いせいで、銀木犀の印象は薄いのですが、住宅街などを歩いていると見かけることがあります。

ちなみに、銀木犀の花言葉の一つに「高潔」があります。
その由来は、真っ白で綺麗な花が高潔に見えることだとされています。

香りの強い金木犀に注目しがちですが、この秋は銀木犀にも意識を向けてみるのはいかがでしょうか。
銀木犀のような私たちからの、控えめなご提案です。