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石川県金沢市の小さな不動産屋です。

もう何年も前、初めて行った歯医者さんで言われました。
「歯を食いしばる癖があるね」

「え、食いしばったりしてないと思いますけど…」
「今、上下の歯は触れてる?離れてる?」
「軽く触れてます」
「それが食いしばってる状態。普段は触れてないのが正しい」

食いしばるってもっといきんでる状態だと思ってました。
歯ぎしりとか、力が入っているイメージ。

「ついでに言えば、ご飯の食べ方にも癖があるね」
「そうですか?」
「前歯をほとんど使えてないから、奥歯ですり潰して咀嚼してる」
「そう言われれば、そうかもしれません」
「噛み合わせが悪いせいだけど、食べ方を変えれば奥歯の負担は減らせるよ」

その後、叱ってばかりでは…と思ったであろう院長から
「歯並びが悪いわりに、歯磨きは良くできてる」と慰めていただき、帰ったのでした。

それからは、歯や舌の位置を気にするようになりました。
気を抜くと歯を食いしばって(触れて)いるので、急いであごの力を抜いて、舌先を上顎に置くようにしています。

こう考えると「歯を食いしばって生きている人」ってたくさんいそうです。
”食いしばっている” ことを自覚していない人達が。

もし誰かから「もっと力の抜き方を覚えて」「こんなやり方もあるよ」と言われたら、素直に従ってみるのもいいんじゃないかと思います。
まずやってみて、自分に合わなかったら止めればいいのですから。
でもやってみたら ”食いしばっていた” ことに気付いて、意外に楽になれるかもしれません。

歯のことだけじゃなくて、ですよ。